さて、いよいよ巨人との戦いが激化してきたアニメの第7話。
毎回テンション高くていいですね。
原作と見比べて鑑賞して行きましょう。
子鹿隊長と補給班

アニメ版オリジナルのシーンです。
原作では補給班が最初から戦意を喪失してひきこもっていますが、
なぜそういう事態に至ったのかという顛末の一端が描かれました。
補給兵だけを拠点に残して士官が撤退していたんですね。
これだけ広い街なのになんで一箇所しか補給拠点がないのか、
などと野暮なことを言ってはいけません。無駄なハコモノは削減されたのでしょう。
この隊長は一部ユーザーから子鹿という愛称で呼ばれていますが
その理由はいずれ明らかになる、と思います。原作通りなら。
あれっ、ハンナ?

ミカサの残念な演説の時に口を挟んでくる女子。(画像上)
声を聞いて一瞬ハンナかと思ったのですが、ハンナ(画像下)と比べると髪型が違いました。
いちおうこの子は原作にも登場していて、ハンナとは別人です。

ジャンの逡巡


ジャンの描写がアニメオリジナルで追加されています。
(1)ミカサを助けに向かったアルミンを見て自分も行こうとするが、
コニーに部隊の指揮を執れと言われて前へ進むシーン
(2)味方が食われていくのを黙って見ていた自分に、
味方の指揮をする資格があるのかと自問するシーン
少し前の回で訓練兵時代のジャンの描写は色々カットされていたのですが、
それ以降はややジャン増しになっていて、ジャンの成長もしっかり描かれるのでは?
という期待感を持たせてくれます。
さすが、一人だけOPでスタイリッシュな(?)ソロパートが用意されているだけあり、
他の同期たちとは格の違う扱われ方です。
エレンが巨人に食われた今、進撃の巨人を引っ張っていけるのは君しかいない!
勝手に体が動くミカサとザクロ

両シーンともアニメで追加されています。
原作では近づいてきた巨人に攻撃される前に立ち上がって意を決していますが、
アニメでは巨人に3度攻撃を許し、モノローグを挟んでやや時間がかかっています。
驚くべきは生身で巨人の動きに対応できるミカサの身体能力。
そしてザクロ。
ザクロは非常に多くの種を持つことから多産・繁栄・豊穣のシンボルとされる一方、
その果実は人肉の味がするという都市伝説があり、果汁が血のように赤いことから
不気味なイメージで描かれる場合も。
私は割れた果実が潰れた人体にも見え、
また光が当たることで生命力に満ちた細胞のような印象を受けました。
鑑賞は皆さんにお任せします。
余談 ジャン「こんなことならいっそ言っとけば・・・」

これは原作にもあるセリフですが、
「ミカサに想いを伝えておけばよかった」という意味だと思われます。