進撃の巨人 ネタバレ考察

アニメ4話と原作を比べてみると

アニメの感想記事では、先の展開について核心的なことには触れません。

 

さて進撃の巨人アニメ4話では、エレンたちが訓練兵として技術的・精神的に成長していく様が(かなり駆け足で)描かれました。

原作のコミックスでは4巻の中盤~後半、それから1巻の中盤に相当します。
本当はアニメもう1回分くらいの量があると思いますが、
さすがにまだ巨人とまともに戦っていないのにお気楽ギャグばかりやってると、
あれこれ何のアニメだっけ?となるので仕方ないっちゃ仕方ないんですけど
かなり省略されていてちょっと違和感があったりしました。

 

以下、省略された部分や原作と異なる部分についてのメモです。

 

【アニの父親の話】

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対人格闘術の訓練中、アニが自分語りをするシーン。(4巻 17話 武力幻想)
父親の回想もすっぱり省略されており、アニメでわかるのは「アニが格闘術を父から教わった」ことだけ。
さらっと流されます。

 

 

【ジャンとアニの変化】

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夕食時、エレンとやりあった挙句に足払いですっ転ばされて恥をかいたジャン。(4巻 17話 武力幻想)
アニメではその後すぐに解散式になってしまうのですが、原作では続きがあります。
エレンへの対抗心ありきですが真面目に努力するジャンの姿がアニメでは省かれたため
「単なる嫌味な奴」のまま卒業してしまったように見えます。

 

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一番残念だったのはアニの機微がカットされてしまったこと。
強くて冷たくておっかない子ですが、格闘術の訓練騒動を通してちょっとだけ歩み寄る場面が見られます。
この後のエレンとのやりとりは個人的に「進撃の巨人」の中で一番と言ってもよいほど印象に残っているため、省略は残念。
セル版で追加されたりしないかな…。

 

 

【解散式の夜、ジャンとエレンの喧嘩】

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(1巻 第3話 解散式の夜)

アニメではお前誰だよwっていうモミアゲ君が「人類は巨人に勝てない」と弱音を吐いてエレンの演説を呼び込みますが、原作ではジャンの台詞。
その後は恒例の取っ組み合い…のはずがアニメのジャンは内心忌々しく思いながらも、おとなしく座っているだけ。
スカッとしない嫌な奴になってます。

 

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悪い顔しとるで…

 

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原作ではミカサが喧嘩の仲裁。
ジャンがミカサに一目惚れして以来ずっとエレンに嫉妬していることが窺える数コマ。
こういったジャンの精神面、人間味の描写がアニメではちょっと物足りないので、未読の方はぜひ原作を読んでみて下さい。
ジャンに対する印象はだいぶ変わると思いますよ。
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別冊少年マガジン(毎月9日発売)で連載中、
「進撃の巨人」のネタバレ感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方はご注意下さい。

※フラゲ速報ではありません。本誌発売日の夜に更新することが多いです。

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