今回の遠征の目的は「行って帰ってくる」試運転だという建前なのですが、エルヴィン団長には別の思惑があるようです。
出発前、エレンは久々に同期と顔を合わせました。背中から呼びかけられて不自然なほどに驚くミカサ。普段落ち着いている彼女にしては珍しいリアクションです。
この場にいないのはアニとマルコ。アニは憲兵団、マルコはトロスト区で戦死しました。
ジャンはエレンに対し、巨人の力の行使について問いただします。
エレンが力の存在も今まで知らなかったし、それをまだ掌握できていないことを確認すると、
「エレンお前・・・本当に・・・頼むぞ?」と念押し。
エレンは友の命をも一身に背負っているのです。
遠征隊はエルヴィンが考案した長距離索敵陣形を展開し、煙弾で連絡を取り合いながら巨人を避けて進みます。
まれに行動予測が難しい奇行種が現れますが、ベテランの班長が始末することで隊の安全を確保しています。
この陣形の説明が今回かなりのページに渡って描かれています。
そこへ現れた新たな奇行種、14m級ですが尋常ではないスピードでアルミンの班へ迫ります。
アルミンを守るために班長と兵士が二人がかりで巨人に挑みますが、巨人はアンカーワイヤーを逆手にとって二人を瞬殺。
その光景を見たアルミンは即座に察知します。
「どうすればいいんですか ヤツは!?」
「通常種でも・・・奇行種でもありません・・・」
「ヤツは!「知性がある」
「超大型巨人や 鎧の巨人とか ・・・エレンと同じです!」
「巨人の体を纏った人間です!!」
この巨人は珍しく女性的な体格をしており、他の巨人を誘導する能力を持っているようです。
さあ、女型の巨人に追いすがられるアルミンの生死は?