第34回壁外調査において、敗走中のイルゼが森で遭遇した巨人。
見かけは通常の巨人と変わらないが、イルゼに対し「ユミルの民」「ユミル様」「よくぞ」と人語で語りかけ、またひれ伏すような姿勢を見せた。
その後は唸り声を発するのみとなり、激高したイルゼの怒鳴り声に反応して自らの顔面の皮を引き裂いた後イルゼを捕食した。
壁外(パラディ島)を徘徊するモブ巨人は基本的にマーレ国によって捕らえられたエルディア人が薬剤注射で強制的に変化させられたもの。
エルディアの建国神話における始祖(最初の巨人)の名がユミル。「ユミルの民」とは彼女の力を分け与えられた民、すなわちエルディア人のことである。
始祖ユミルと作中に登場するユミルとの関係は、20巻時点では不明。