アニメ8話は原作で言うと2巻の最後、8話後半から9話に相当します。
ミカサのピンチに現れた、巨人を襲う謎の巨人。
ガスの補給が受けられず壁を登れない訓練兵たち。
アルミンを残し全滅した34班とどう見ても状況は深刻です。
元・主人公のエレン不足も深刻ですが一体どうなってしまうのか?
今回もアニメと原作を見比べてみましょう。
アルミンの提案

原作では省略されていた「提案」のシーンが最後まで描かれます。
諸葛孔明のごときアルミンの作戦立案無双の先触れですが、
大筋には特に影響なし。コニーのセリフが原作よりちょっと増えた程度の違い。
マルコとジャンのかけあい

アニメで追加されたシーンです。
まだ安全な場所に着いたわけでもないのに、にこやかにお礼言ってる場合じゃねーぞ!
ついでに原作だとまだ結構後に描かれるはずの、
マルコがジャンに対して「指揮役が向いている」と言うシーンがこの回に入っています。

時系列は原作とは異なりますが、
マルコの細やかな内面描写がカットされること以外は大筋に影響なさそう。
ちなみに原作では4巻の最後にこの場面があります。
マルコは訓練時代にこのセリフを言っており、
ジャンがそれを思い出すのはまだ少し先の予定でした。

マルコの性格や葛藤は描かれない可能性あり。(原作18話)
ミカサの言う「アルミンに命を救われた」とは?

これは5年前のシガンシナ陥落の日、ハンネスが助けに来たシーンのこと。
あの時、エレンの母が下敷きにされた家にハンネスを行かせたのはアルミンです。

直接的にはハンネスがエレンとミカサを助けたわけですが、
そう仕向けたのは稀代の名将、諸葛・アルミン・孔明だったというわけ。
ただ思ってたよりハンネスがヘタレだったのでカルラは死んでしまいました。
ズコー

原作のこの場面が
↓

なぜこんなコミカルなやられかたになってしまったのかw
シリアスなシーンのはずが途端にほのぼの。
ライナーのケツにぶち込む発言など、
ところどころに不意に入るギャグ演出が笑いを誘い
グロくて陰惨なだけではない読み味を与えていますね。