(29)鉄槌 | 進撃の巨人 ネタバレ考察

進撃の巨人 ネタバレ考察

(29)鉄槌

リヴァイ班、一瞬で全滅。

 

生き残ったのはその場にいないリヴァイと、先行して離脱するはずだったエレンのみ。

この使い捨てっぷりが近年の少年漫画ではなかなか稀有で清々しいです。こんなにパタパタ死ぬのは冨樫作品くらいでしょうか?

あとは「神さまの言うとおり」とか。

だいたい「ドンッ!」とかいう効果音と派手な大ゴマで敵味方が交錯して、ブバッ!と血が出てなんかわかんないけど勝ったみたいな場面が多いんですよね。気合さえあれば勝つみたいな。

そして負けた方は大体有終の美を飾るべくかっこいいセリフを言って、自ら火をつけたり崩壊する建物とともに死ぬとか、そんなんばっかり。

 

そこを行くと進撃の巨人はリアルです。絵のリアリティとはまた別の意味ですが、とてもリアルな死に方をします・・・。ペトラなんて足で潰されて圧死、内蔵ぶちまけて逆くの字になってますよ。とても穏やかとは言えない表情です。かわいい女の子がこんな扱いで死なないですよね、少年漫画では。

 

巨人化したエレン、女型に上空から襲いかかります。押し倒してマウント。激しく女型を憎悪します。

この結末を選んだのはオレだ、オレの選択で皆が死んだ・・・

だけどやっぱり・・・お前が悪い

まあそうですよね。逃げるか戦うか選んだのはエレンですが、そもそも襲ってきたのは女型なわけで、それがいなければ問題の起こりようがない。

エレンは女型にむかって「オアェ!!ガァッ!!」と連呼します。「お前が!!」と言いたいのでしょうか?

だとすると巨人は人間の思考のまま喋れる可能性がありますね。エレンのような初心者ではなく、熟練した巨人化人間であれば普通に会話ができるかもしれません。

イルゼに向かって話しかけた巨人の例もあります。

「引きちぎってやる この手が治ったら バラバラに・・・グチャグチャにコマかくシテ・・・かラ クッテヤる」

エレンの思考は人間のものと巨人のそれとで境界が定まっていません。人間的な思考であれば「殺してやる」とは考えても「食ってやる」とは思わないでしょう。

つまり巨人化エレンには思考の主体が2つあることになります。

 

リヴァイ班にやられた視力の回復を待っていた女型、両目が回復するとすばやい動きでエレンのマウントポジションを崩し、反撃に出ます。人間同士の格闘戦と様相は変わりません。追い詰められた女型は「待って!」と言わんばかりに手で相手を制する動作を見せます。驚いた表情も人間そのものですが、白目をむいたエレン。容赦のないラッシュをしかけます。

 

女型はカウンターでエレンの顎を砕きますが、エレンは顎を斬らせて骨を断つ戦法。渾身の左フックが女型のみぞおちど真ん中にストライク。巨人は見た目に反して体重が軽いはずなのですが、幕之内一歩が放つリバーブローばりのパンチが女型に突き刺さります。くの字に折れる女型。なんと上空へ吹っ飛びます。これで決まったか・・・と思いきや、まだ俊敏に動ける女型。巨人の内蔵機能は人間のそれとは異なるようです。ダメージなどまったくないのと同じ動き。目の光が消えていません。意を決したようにエレンへ近づく女型。そして・・・

 

神速の左回し蹴り!!エレンの右腕のガードごと頭を真っ二つに切断。崩折れるエレン。そして女型はゆっくりと口を開け・・・エレンを捕食!!

しかしそれは母猫が子猫をくわえるように、優しく運び上げるものでした・・・エレンの足は折れたみたいですけど。

いずれにせよ女型は食べて殺すのが目的ではなく、エレンを誘拐したいようです。

 

そこへ巨人の咆哮を聞き駆けつけたミカサ!リヴァイも向かっているはずです。

人類最強の二人と女型の戦いはどうなるのでしょうか?

 

 

 

 
広告

別冊少年マガジン(毎月9日発売)で連載中、
「進撃の巨人」のネタバレ感想ブログです。

ネタバレには配慮しませんので、ストーリーを楽しみたい方はご注意下さい。

※フラゲ速報ではありません。本誌発売日の夜に更新することが多いです。

Return Top